内視鏡検査で異常が認められないのに、胃もたれ感、むかつき、膨満感、胃の痛みなどの症状が続く時は、「機能性胃腸症」が疑われます。機能性胃腸症の原因としては、胃の動きが弱くなっている、胃が過敏になっているなどが考えられます。また、胸焼けなど続くときは、「胃食道逆流症」が疑われます。原因には、胃酸の出すぎや、逆流を防止する働きが悪くなっていることが考えられます。
機能性胃腸症は、ストレスなどの心理的な要因との関係もあり、胃腸の症状以外にも倦怠感や冷え、肩こり、背部痛、立ちくらみなどのいろいろな症状を訴えることがあります。 機能性胃腸症の治療は、胃酸を抑える薬や胃腸の動きを良くする薬、漢方薬、症状によっては抗うつ薬や抗不安薬が必要なことがあります。生活習慣の改善も重要です。ストレスを解消し、充分な睡眠をとり、適度な運動が効果的なことがあります。ストレス社会の現在は胃の運動不全による症状を持つ人が増えています。胃の運動を正常に戻すことが大切です。
機能性胃腸症が心配な方は専門医の診察をお勧めします。PR
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プロフィール
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児山 新
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44歳 消化器内科医 当地で育ち、平成18年7月開業しました。3男1女の父です。地域に根ざした医療目指しています。
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